ニュースや新聞などで「株価指数」という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。
しかし、私の身近な人を含めその意味を深く理解している人は少ないように感じます。
私自身も幼い頃からテレビなどで株価指数という言葉を聞いていましたが、馴染みがなさすぎて社会人になってしばらくしてからその意味を知りました。
今回はそんな株価指数について解説していきます。
株価指数とは
株価指数とは、取引所や特定の銘柄グループの株価の動きを表すものです。
指数はある時点の株価を基準とするため、連続性を持って長期的に対象の株価の動きを評価することができます。
株取引をする人にとっては重要な指標となるため毎日チェックしている人も多いはずです。
それでは国内外の代表的な株価指数を少しみていきます。
世界の主要な株価指数
日経平均株価(日経225)
日経平均株価は、日本経済新聞社が東京証券取引所に上場する銘柄の中から流動性の高い225銘柄を選定し、株価指数を算出したものです。
225の銘柄は、市場流動性や業種(技術/金融/消費/素材/資本財・その他/運輸・公共からなる6分類)のバランスを考慮し年に一度見直しされます。
構成銘柄の中から上場廃止銘柄が出た場合、臨時で他の銘柄と入れ替わることもあります。
東証株価指数(TOPIX)
東証株価指数(TOPIX)は、(Tokyo Stock Price Index)の略で、東京証券取引所に上場する2000以上の全銘柄を原則として対象とした株価指数です。
日経平均株価よりも相場全体の値動きが反映されやすいため、多くの場合で利用されています。
NYダウ
NYダウ(正式名:ダウ工業株30種平均)は米国株式市場の主要な株価指数を指します。
米ダウ・ジョーンズ社が算出・公表する、米国で影響力のある主要な30銘柄により構成される株価指数です。
ナスダック総合指数
ナスダックとは米国の世界最大のベンチャー企業向け株式市場のことで、有名なApple・Google・AmazonなどのIT関連のハイテク銘柄が多く含まれます。
市場に上場するすべての企業が対象です。
S&P500
S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス社が公表する、米国株式市場の株価指数のことを指します。
ニューヨーク証券取引所、ナスダックに上場する企業の中から選ばれた500銘柄が対象です。
構成銘柄は定期的に見直され幅広い銘柄から算出されるため、大きな銘柄に左右されにくく、リスク回避しやすい株価指数の一つといえます。
DAX
DAXは、ドイツのフランクフルト証券取引所に上場する銘柄のうち、代表的な40銘柄を対象とした株価指数です。
ドイツ株価指数とも言われており、世界的にも注目度の高い株価指数といえます。
FTSE100
FTSE100とは、ロンドン証券取引所(LSE)におけるイギリスの代表的な株価指数です。
ロンドン証券取引所と、英国フィナンシャル・タイムズ社の合弁会社であるFTSEが公表しています。
上場する時価総額の大きい100銘柄から構成されていて、ドイツのDAXと並んで注目度の高い株価指数です。
CAC40
CAC40は、フランスのユーロネクスト・パリ(旧パリ証券取引所)における株価指数です。
上場されている企業のうち、時価総額上位40銘柄で構成されています。
国外売上高の高い企業の割合が多く、フランス拠点のグローバル企業指数としての性格を持っています。
STOXX50
STOXX50は、欧州のSTOXX社が算出・公表する株価指数です。
ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、ベルギー、フィンランド、アイルランド、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガルの11カ国のユーロ圏諸国の各業種を代表する優良な50銘柄で構成されています。
株価指数を投資判断に役立てよう
今回は世界の主要な株価指数についてまとめました。
株式投資をする上で重要な指標である株価指数をチェックし、投資判断の材料として役立てていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。