どうも、ちゃろです!
今回は、津川友介さんの著書『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』の内容について要約していきます。
本書は、食事の選択肢が多すぎる現代において本当に身体に良い食事とはどんなものなのか?という問いに対してひとつの答えを示してくれています。
本当にわかりやすくシンプルにまとめられているので実践しやすくおすすめの内容となっています。
本当に健康に良いもの悪いもの
本書ではさまざまな食材について科学的な根拠(エビデンス)をもとに詳しく解説されていますが結論としては、
健康に良い食べ物5選
①魚
②野菜と果物(フルーツジュース、じゃがいもは含まない)
③茶色い炭水化物(玄米、そば等)
④オリーブオイル
⑤ナッツ類(アーモンド、クルミ、カシューナッツなど)
①赤い肉(牛肉や豚肉のことで鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に身体に悪い)
②白い炭水化物(白米、小麦粉)
③バターなどの飽和脂肪酸
上記のような分類にまとめられる。
健康的な食事を目指すのであれば、基本的に上記の健康に良い食べ物5選を食べていれば問題ないとのこと。
本書ではこれらの食材が中心となる地中海料理をおすすめしています。確かに地中海料理ってヘルシーなイメージありますね。
栄養成分ではなく食品単位で考える
食事を考えるとき肉や魚といった「食品」と、リコピンや糖分といった「成分」の2つがあるが、重要なのは「食品」であって「成分」はそれほど重要ではないとのこと。
例えば果物に含まれる成分である「果糖」は血糖値をあげるという点において健康に良いとは言えませんが、果物そのものは研究の結果健康に良い食品であるとされているので、成分ばかりに気を取られると健康のために必要な食品を摂取できなくなってしまいます。
よくメディアなどで、
「〇〇ダイエット(〇〇には成分名が入る)が流行っています。」
などといった特集を目にしますが、これは成分名の方が目新しく話題になりやすいことを利用したマーケティングの一種なので気をつけなければならないと著者は警鐘を鳴らしています。
言われ得てみれば確かに「〇〇ダイエット」とか言われる健康法ってすぐに話題にならなくなって消えてしまいますよね(笑)
しっかりとした科学的根拠のある健康法を見極める必要がありますね。
食事に関する正しい情報を入手する
本書では信頼できる健康情報を入手するための方法として、
アメリカ版のグーグル(google.com)を用いて英語で情報を検索することを推奨しています。
日本版のグーグルで健康に関する情報を調べようとすると、上位の検索結果のほとんどが宣伝広告によるものとなっているのであやまた情報が多いと本書では述べられています。
英語での検索は7つのステップで解説されており、多くの方々に知ってもらいたいので簡潔に引用したいと思います。
- 調べたい健康情報のキーワードを選ぶ(例:魚)
- キーワードを英訳する(例:fish)
- 健康(health)とエビデンス(evidence)という言葉を加える(例:fish health evidence)
- アメリカ本国のグーグル(google.com)で検索
- リストアップされているサイトの中から「hsph」、「mayoclinic」、「webmd」がアドレスに含まれるものを選ぶ
- 英語のまま読めない場合はグーグル翻訳する
- 読む
本書は2018年に発行された書籍ですが、現在の2025年現在のグーグルでもほとんど同じ手順で調べることができました。
書籍での解説にとどまらず、正しい情報を手にいれる方法まで教えてくれるあたりに著者の食事を教えることに対する本気を感じます!
健康に良い食品を少しずつ取り入れてみよう
私自身も普段から食事には気をつけているつもりでしたが、もう一歩踏み込んだ内容で食事の改善をしていこうと思わせてくれるたいへん学びの多い書籍でした。
本記事で紹介した内容以外にも数多くの食品に関する解説やコラムなど、試してみたくなる内容となっていますので興味のある方はぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!