どうも!ちゃろです!
ということで今回はトップブロガーであるヒトデさんの著書『1万回生きたネコが教えてくれた幸せなFIRE』を読んだので、どんな本なのかまとめていきます。
著者について
著者であるヒトデさんは日本のトップブロガーで、現在はYoutuber、作家、経営などでマルチに活躍されている方です。
初心者のためにブログの始め方を解説するブログを運営されていて、本ブログも立ち上げの際にヒトデさんのブログを一部参考にさせてもらっています。
ヒトデさん自身がブログによる収益でかなり早い段階でFIREを達成しており、その後もブログを中心に様々な情報発信をしています。
2019年にクルーズ船で世界一周の旅に行ってたのも当時Twitterで見てましたね(笑)
本記事で紹介する著書以外にも本を数冊書いていてどの本からも多くの学びがあります。
本書のあらすじ

この物語は、1万回生きたネコである『小鉄』(人間の言葉をしゃべれていりこが大好き)が、FIREを夢見る平凡な主人公『佐藤智也』の元に現れ、過去の人生(猫生)で見てきたFIRE達成者の人生を紹介してくれますが、その中で本当に幸せなFIREとはどんなものなのか、また本当にFIREすれば幸せになれるのかを主人公に考えさせます。
主人公の智也は色々な人のFIRE事情を見るうちに徐々に自身の理想となるFIREの形が見えてきて、行動も変わっていきます。
本書に登場するFIRE達成者の例
本書に登場するFIRE達成者は7名いますが、内FIRE成功パターンが5つ、FIREしたが幸せになれなかった失敗パターンが3つ紹介されています。
お1人だけ両方のパターンが紹介されているため8パターンあります。
ざっくりとですがどんな人物なのかと合わせてどのような要素が成功パターンと失敗パターンの原因となっているのか見ていきましょう。
幸せなFIREパターン
- 極端な節約(月の生活費5万円)で必要資産少なくFIREパターン
- 仮想通貨で一発当てたギャンブル投機でのFIREパターン
- 本業と並行してアフィリエイトブログのチーム運営でFIREパターン
- 本業と並行して不動産投資でのFIREパターン
- 週3日働くサイドFIREパターン
成功パターンの特徴として、
- FIRE達成前と変わらない自分の価値観を持ってFIRE後の生活を送れている
- FIRE達成のために必要な努力をFIRE後も続ける覚悟を持つ
- FIRE後も自分らしく社会と関われる環境や仕事を持っている
しっかりとした目的ややりたいことがあってFIREを目指している人は、実際にFIREを達成することで人生が充実するので幸せなFIREとなることが多いとのことです。
幸せを感じにくいFIREパターン
- 十分な資産があるにも関わらず15年間FIREに踏み切れなかったパターン
- FIRE達成し退職後市場が暴落パターン
- FIRE達成後の生活に虚無感があるパターン
幸せを感じにくいFIREの特徴としては、
- FIREに踏み切るタイミングが遅くなり後悔する
- 収入源が資産によるものだけになり下落相場で不安を感じる
- 目的なくFIREし社会との繋がりがなく生きがいを感じない
FIREするためにもっとも大切なこと
本書において重ね重ね語られているのが、仕事の重要性です。
実際にFIREを達成しても仕事を続けたり、また自分の好きな仕事をして収入と共に社会とのつながりを維持する人は多いとのこと。
そして最終的に行き着く答えが、
FIREした後にやりたくなるであろう仕事をFIRE前からやる
ということになります。
なぜならそれがFIREしなくてもFIREと同じ幸福を味わえて経済的にも困らない生き方になるからです。
この理論は正直読んでいて鳥肌が立ちました。
もちろん簡単なことではないと思います。
いわゆる『好きを仕事に』をFIRE達成前にやるわけですから明日からいきなりというわけにはいきません。
ですが、この考え方は自分の価値観を見直すいいきっかけになると思います。
ヒトデさんは他の著書などでも、自分の棚卸しを度々推奨しています。
自分の価値観を知って価値観の合う仲間を見つけることが人生を充実させるコツだと思うので、ぜひ自分の棚卸しやってみましょう!
幸せなFIREを目指して
本書はFIREを目指す人向けに、もう一歩踏み込んだ内容で幸せなFIREとは何か?という切り口で本質的な部分にフォーカスした内容となっていました。
FIREという大きな目標を達成しようとすると、どうしても手法に目がいってしまったりFIRE自体が目的になってしまうような気がしていましたが、本書を読んで改めて自分と向き合う機会をもらえました。
FIREを目指すあなたもぜひ本書を手に取ってみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!