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【マイペース】『あやうく一生懸命生きるところだった』を読んだら心が軽くなった

どうも、ちゃろです!

今回は、韓国のフリーイラストレーターであるハ・ワン氏のベストセラーエッセイ『あやうく一生懸命生きるところだった』を読んだので、内容を要約していきます。

一生懸命に生きることを求められる現代社会に一石を投じる一冊です。

この本を手に取った理由

この本は書店で平積みされているのを見かけてタイトルに惹かれて購入しました。

当時の私は一生懸命に生きることを当然とまでは言いませんが一般的なことだと思っていたので、この本のタイトルは一目で興味をそそるものでした。

確かに冷静に考えたら「なんでこんなに一生懸命に頑張っているのだろう?」と感じることもあるなと思い、自分の価値観をいい意味で変えてくれて新しい考え方が見つかるのではないかと購入しました。

本書のポイント

本書における著者の結論は『一生懸命に生きなくても大丈夫』ということですが、現代を生きる私たちは一生懸命に生きないでと言われる方が逆に難しいと感じてしまうかもしれません。

なのでここからは本書にて綴られている『一生懸命にきないためのポイント』をいくつか紹介していきます。

世に蔓延る競争に無理に参加する必要はない

私たちはいつの間にやら世間一般とやらの常識に流されて様々な競争に参加しています。

「誰が一番お金持ちになるのか競争」「誰が一番出世するのか競争」「30歳までに結婚するべき競争」「誰が一番大きい家を買うか競争」など多様な種目で日々競争させられているのです。

なんとしてでも勝者と敗者を決めたがり、勝つことでしか救われないかのような世界が現代社会です。

しかし会社を辞めたハ・ワンさん曰く、僕はもうレースの参加者ではないので人生の好成績を収める必要は無くなったし周りの人たちもそれに気づいてるから僕の成績には興味も示さないとのこと。

刷り込まれてきた精神論

「一生懸命にやりなさい」「頑張らないと何も得られない」「努力なしに得た成功は成功じゃない」などは間違いではないが、長いこと生きてみると必ずしもそうではないのではと疑念を持つようになります。

真実かどうかはさておき、「たいして努力してないのに成功した」「宝くじが当たってお金持ちになった」「親の遺産を相続してお金持ちになった」など、簡単に成功した事例は探せば意外とたくさんあります。

逆に誰よりも一生懸命努力しても報われない人もいます。

当然と言えば当然ですが、必死に努力したからといって必ずしも見返りがあるとは限らないし、逆に必死にやらなかったからといって見返りがないわけでもないのが人生の難しいところです。

であれば、自分が今している努力の方向性については時々立ち止まって考えることも必要なのかなと思いますね。

人生マニュアルを捨てて自分らしく

最近は少しずつ考え方が変わってきましたが、私たちが生きている社会には誰もがある程度の解像度で認知している暗黙の「人生マニュアル」なるものが存在してしまっています。

いわゆる「この年齢ならこれくらいの〇〇」の類のものです。

しかも年齢を重ねるごとに「いい年して」「年甲斐もなく」などの言葉によってマニュアルの項目は増えていきます(笑)

しかしそれらはあくまで他人の評価基準であって自分自身の基準を無視したものであり、自分らしく自分の基準で生きていけばいいだけなので、他人に何を言われても気にする必要はないというのが本質です。

みんな自分らしく年甲斐もなく生きましょう(笑)

なんでもできる自由、なにもしない自由

時は金なりとはいうが、であれば全部自分のために使うのがベストです。

つまり人生において何もしないとは最高の贅沢と言える。

全ての時間を自分のためだけに使っているからです。

私たちはなんだかんだと自分の時間を他人や社会のために使っています。

何もしないという、ある意味自分のために贅沢に時間を使うことも人生において大切だと言えます。

一生懸命生きなくてもいい

今回は、韓国のフリーイラストレーターであるハ・ワン氏のベストセラーエッセイ『あやうく一生懸命生きるところだった』の内容を軽く紹介しました。

頑張らないために頑張っている現代人に自分らしく生きる方向性を提示する良書でした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

ABOUT ME
ちゃろ
読書と筋トレとカワウソを愛する30代独身男性。新卒で入社した会社で2年目にして管理職になる→過労によるストレスで退職→フリーランスで月10万程度稼ぐ→ニート→派遣社員として社会復帰し同時に経済や投資について学び始める。長い人生ムリせずコツコツがモットー